草摩家のくまサン
□【第三話】友情
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―引っ越しの日―
由「荷物はこれだけ?」
『あ、はい』
由「敬語、使わなくて良いよ、同い年なんだし」
夾「それとも透みたく癖なのか?」
『透さんは癖で敬語使ってるの?』
透「はい!!ももれなさんもそうなんですか?」
『ううん、私は違うけど…』
由「なら敬語は無し」
『うん!分かった!改めてよろしくね♪由希!夾!透!』
由・夾・透「うん/あぁ/はい!!」
『引っ越し完了♪』
夾「それにしてもホント荷物少ねぇな」
ももれなの荷物はそんなに大きくもないカバン1つだけだった。
『アパート出るときにほとんどの私物は捨てちゃったから…』
由「あ……これって…」
由希はももれなの周りに置いてあったある物を手に取った。
夾「写真か?」
透「わぁ!綺麗な方ですね!!」
写っていた人は20代後半位の肩につく位の黒髪の女性だった。
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