草摩家のくまサン

□【第三話】友情
1ページ/7ページ



―引っ越しの日―




由「荷物はこれだけ?」




『あ、はい』









由「敬語、使わなくて良いよ、同い年なんだし」



夾「それとも透みたく癖なのか?」




『透さんは癖で敬語使ってるの?』



透「はい!!ももれなさんもそうなんですか?」



『ううん、私は違うけど…』



由「なら敬語は無し」






『うん!分かった!改めてよろしくね♪由希!夾!透!』






由・夾・透「うん/あぁ/はい!!」











『引っ越し完了♪』



夾「それにしてもホント荷物少ねぇな」


ももれなの荷物はそんなに大きくもないカバン1つだけだった。



『アパート出るときにほとんどの私物は捨てちゃったから…』



由「あ……これって…」




由希はももれなの周りに置いてあったある物を手に取った。




夾「写真か?」



透「わぁ!綺麗な方ですね!!」




写っていた人は20代後半位の肩につく位の黒髪の女性だった。





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ